みなさんこんにちは。
突然ですが、お散歩中にわんちゃんが急に走り出してしまい、困ったりヒヤッとした経験はありませんか?

「今日は落ち着いて歩けそうだな」と思っていた矢先に、突然ダッシュされて腕を持っていかれる。
そんな経験をされている飼い主さんは、実はとても多いです。

今回はお散歩中に起こりやすい「急発進」についてお話しします。

  • 急発進の原因
  • 考え方
  • 練習方法

わんちゃんがゆっくり歩いていて
「今日はのんびり散歩ができそう」と感じていても、突然走り出してしまうことがあります。

小型犬であればまだ対応しやすいですが、中型犬や大型犬になると力も強く飼い主さんの体に大きな負担がかかります。

特に幹線道路や人通りの多い場所では、人にも犬にも危険が及ぶ可能性があり注意が必要です。

急発進の主な原因は、他の犬や猫などの外的要因に意識が奪われてしまうことです。

周囲に特に気になるものがない状態、いわゆるニュートラルな状態では、比較的落ち着いてお散歩ができます。

しかし一度でも強く興味を引く対象が現れると、意識がそちらに集中してしまい、飼い主さんの声や動きが届きにくくなります。その結果、急発進につながります。

他の犬や猫に興味を持つこと自体は、わんちゃんの本能です。
その本能を完全に消すことはできません。

大切なのは、外的要因に奪われた意識を、できるだけ早く飼い主さんのもとへ戻してあげることです。

できるだけ早くニュートラルな状態に戻す。
これがとても重要です。

基本となるのは、日頃からのお散歩練習です。

 例:他の犬を見ると興奮して走って向かって行くわんちゃんがいたとします。
状況を想像しながら読んでみてください。

・今はゆっくりとお散歩しています。
・リードは緩んだ状態です。
・前方から他の犬が歩いてきました。

その瞬間、わんちゃんは興奮して相手の犬に向かって走り出そうとします。

リードがピンと張り切る前に、飼い主さんの体の方へリードを引きます。
こうすることで、「今は走ってはいけない」という飼い主さんの意思を、リードを通してわんちゃんに伝えることができます。

リードを使って飼い主の意思をわんちゃんに伝える。
これがしつけです。

わんちゃんが興奮している時、飼い主さんに対する意識の割合は、ほぼゼロに近い状態です。
この割合を少しずつ増やしていくことで、わんちゃんをより早くニュートラルな状態に戻せるようになります。

問題行動をやめさせようとするのではなく、なるべく早くやめられるようにする。
この意識を持って、ぜひしつけに取り組んでみてください。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

上石 圭一郎

京都市伏見区 GINGA代表


大阪府の訓練施設で訓練技術を学んだ後、長野県のペットサロンでしつけ部門の責任者として経験を積みました。その後、地元である京都府でDogTrainingGINGAを開業いたしました。
社名にもなっているGINGA(銀牙)は私が子供の頃を共に過ごした愛犬の名前です。当時は私もまだ幼く、しつけの知識がありませんでした。
技術や知識が身についた今、振り返ると銀牙にしてあげられなかった事がたくさんあり後悔する事も多々あります。
今、愛犬と共に過ごす飼い主様が私と同じ思いをしないよう、後悔なく愛犬と共に過ごせるように精一杯サポートさせていただきたいと思います。

上石 圭一郎