前回の記事では、わんちゃんの無駄吠えに関する基本的な考え方についてお話ししました。

わんちゃんにとって「吠えること」は仕事の一つです。
ですから吠える代わりに別の仕事を与えることで結果的に無駄吠えを抑えられるというアプローチが効果的だと説明しました。

今回はその実践編として実際に吠える場面でどのようにアプローチすればよいのかを具体的に解説していきます。

さあ、次からは具体策について見ていきましょう。
愛犬の行動改善に役立つヒントを一緒に学んでいきましょう!

「なぜ別の仕事を与えることが無駄吠えの改善につながるのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
今回はその理由をさらに噛み砕いて説明しながら、実際のトレーニング方法をご紹介します。

理想は、飼い主様が「待て」と言ったらわんちゃんが吠えるのを止める状態です。
これができるようになれば吠え続ける愛犬にただ耐える日々から解放され、飼い主様のタイミングで行動をコントロールできるようになります。

トレーニングの第一歩

  1. 静かなときに「おすわり」「待て」を練習する
    まず、わんちゃんが落ち着いているときに「おすわり」と「待て」を練習します。
  2. 待ての合図と撫でることをセットにする
    静かに座っているわんちゃんに「待て」と声をかけながら優しく撫でてあげましょう。

これを繰り返すことで、「待て」という言葉に「静かにしないといけない」というイメージが結びつきます。

根気よく続けることがカギ

最初からうまくいかなくても心配しないでください。
どの飼い主様も最初は同じですし、完璧に無駄吠えを止めることは難しいものです。
しかし、大切なのはわんちゃんが飼い主様のタイミングで吠えるのを止めるという習慣を作ることです。

わんちゃんは、自分のタイミングでなく飼い主様の指示で吠えるのを止めたときの経験を記憶し、学習していきます。

少しずつ、でも確実に進む

毎日コツコツと練習を重ねることで、必ず愛犬は応えてくれます。
しつけは根気が命です。
近道はありませんが続けた先にはより豊かな信頼関係と穏やかな生活が待っていますよ。

上石 圭一郎

京都市伏見区 GINGA代表


大阪府の訓練施設で訓練技術を学んだ後、長野県のペットサロンでしつけ部門の責任者として経験を積みました。その後、地元である京都府でDogTrainingGINGAを開業いたしました。
社名にもなっているGINGA(銀牙)は私が子供の頃を共に過ごした愛犬の名前です。当時は私もまだ幼く、しつけの知識がありませんでした。
技術や知識が身についた今、振り返ると銀牙にしてあげられなかった事がたくさんあり後悔する事も多々あります。
今、愛犬と共に過ごす飼い主様が私と同じ思いをしないよう、後悔なく愛犬と共に過ごせるように精一杯サポートさせていただきたいと思います。

上石 圭一郎