マーキングについて、皆さんはどのようにお考えでしょうか?
特にオスのわんちゃんを飼っている方から、「マーキングに困っている」という声をよく耳にします。

マーキングは犬の本能的な行動であり、完全にやめさせることは基本的に難しいものです。
しかし適切なトレーニングを行うことでマーキングの頻度やタイミングをコントロールすることは可能です。

ここで大切なのは、「わんちゃんが自由にマーキングをする」のではなく、「飼い主様がタイミングや場所を決めてマーキングさせる」という視点です。このアプローチにより、わんちゃんも飼い主様もより快適な生活を送ることができます。

マーキングのコントロール例

たとえば、散歩道に電柱が10本あったとしましょう。
もしわんちゃんがすべての電柱にマーキングをしているなら目標はこれを1~2本に減らすことです。

以前は電柱を見かけるたびにふらふらと近づき、好きなようにマーキングしていたかもしれません。しかし、飼い主様がリードをしっかりとコントロールし、マーキングを許可する場所とそうでない場所を決めることで、行動に制限を設けることができます。

飼い主様に必要な意識

このトレーニングを成功させるには、散歩中の「意識」が大切です。
ただ歩くだけではなく、わんちゃんの行動に注意を払いながら、リードを使って「ここはOK」「ここはダメ」を根気よく伝えていきましょう。

わんちゃんにとっても飼い主様にしっかり導いてもらうことでルールを理解し、より落ち着いたお散歩を楽しめるようになります。

マーキングは本能に根差した行動のためコントロールが難しいと感じることもあるかもしれません。しかし飼い主様の意識とトレーニング次第で改善が期待できます。

もしマーキングにお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
愛犬とのお散歩を、もっと楽しい時間に変えていきましょう。